輝けアグリ21

シンビ切り花に情熱~生産拡大、3万本めざす~

佐藤善仁さん 《十文字町》

im0303_11  「花で豊かな心を」という佐藤さん

冬期間、心を和ませ目を楽しませてくれる、色とりどりのシンビジウム。その生産にあたるのは、就農5年目の十文字町中村の佐藤善仁さん(25歳)。両親とともに2万本を栽培している。中村集落は、JA秋田ふるさと管内はもとより、県内でも有数の花卉栽培地区だ。


就農のきっかけは、家業が大規模な花卉栽培農家であることから「いずれ継ぐのであれば、早いうちに」と短大卒業後、両親の正男さんと真志子さんから指導を受け、日々技術の研鑽に努める。指導は両親と、同集落の花卉栽培のエキスパートでもある先輩農家。同年代の栽培者も多く、技術面など気軽に相談できる点も良品生産の一助となっているという。また佐藤さんは、JAなどで開いている各種講習会や視察研修に、情報交換や仲間との交流の場として積極的に参加している。


栽培上、苦労する点は施設栽培のため、夏場と冬場の環境を変えるビニールの張替え作業。また品種により耐暑性の悪いものは「山上げ」といい、冷涼な山間地に、運ぶ作業が大変なこと話す。
シンビジウムは贈答用向けの鉢物と、観賞用の切り花に分けられるが、佐藤さん方では、出荷の長期化が図れる切り花を選択。出荷は11月下旬から4月上旬まで続く。


決まった休みはないものの、仕事の合間などをみて趣味のスポーツを楽しむ。特にバスケットボールやスノーボードで汗を流し、仕事の活力としている。


今後の目標は、早く先輩たちのような一人前の生産者になり、両親とともに3万本まで、規模拡大したいと話す。佐藤さんは「この不景気だからこそ、華やかな花を飾ってもらい、心(気持ち)だけでも豊かになってほしい」と語り、産地を担う有望な若手後継者だ。
(秋田ふるさと)



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