輝けアグリ21
お年寄りを後押し~ふるさとの味直売所で人気~
目時昌子さん 他 《小坂町》
熟練の味が利用者に支持される紅桜のメンバー(右から2人目が目時代表)
農産物の加工を目的に立上げ、豊富な品揃えの総菜で人気なのが、JAかづの小坂支所隣に開設した直売所「紅桜」。その代表を務めるのは、地元小坂町の農家でもある目時昌子さん(66)。
旬の野菜や花きに加え、煮物や漬物などお年寄り好みの総菜が充実しているのが特徴で、店内にはそばやうどんを提供する軽食コーナーも備える。中でも、メンバーが作る「煮昆布」「みそ大根」「馬肉煮込」など昔ながらの味の総菜は固定客が付くほどの人気ぶりだ。
「紅桜」組織化のきっかけは、元々他の直売所に参加していたメンバーが1人暮らしのお年寄りや高齢者世帯から「体力的にも食事の支度が面倒」という声を聞いたこと。そうしたニーズにこたえるため「だったら私達が作って、安く販売しようということになった」と目時さんは話す。
2005年4月から県の「活力ある中山間地域創造プラン策定事業」を活用し学習会や視察研修を開催、設備面でも県と町が3分の1ずつを補助、残りは自己資金を充て06年9月に開店した。運営メンバーの年齢は60歳~70歳代とやや高めだが「直売の喜びを知り、年齢に負けないやる気をもった方ばかり」と目時さんは太鼓判を押す。
当面の目標は、大型の冷蔵設備の設置と独立店舗を持つこと。定番商品づくりに向け、利用者の希望を採り入れた安価な新メニューも積極的に試作する。昨年末は正月用のもちが意外なヒット商品となり、違う世代の需要に気付かされたことで「気持ちに弾みが付いた」と改めて団結した。
メンバーは、「紅桜」の今後について「名前の通り、多くの人が集まる交流の場を目指したい」と目を輝かせ、地域に大輪の花が咲くことを夢見ている。
(かづの)
>>輝けアグリ21一覧ページへ
