輝けアグリ21

こつこつ前進~Aターンでトマト栽培~

高橋寿明さん 《鹿角市》

im0708_1 トマトの栽培を選んだ高橋さん

「いつかは農業をやりたいと考えていた」と話す高橋寿明さんは茨城県からAターンした新規就農者。鹿角市柴平地区で6.8アールのトマトを栽培し、同じ地区の先輩生産者から指導を受ける毎日だ。
新規就農相談センターが開いた「新・農業人フェア」で福島県、長野県など各県のブースをまわった中から、秋田県での就農を選んだ。勤めていた会社を辞め、家族とともに鹿角市へ。鹿角市やJAと協議し、施設トマトに取り組んだ。
「思っていた以上に農業経営は大変」と寿明さん。日々、樹が変化する中での肥培管理、かん水のタイミングが難しい。初めてのハウス補修にも苦労が少なくない。しかし、実ったトマトを収穫し、JA共同選果場へ搬入する時が楽しいと実感する。
出荷最盛期を迎える現在も、毎日先輩生産者と会い、樹勢と病害虫の相談を欠かさない。思い通りに生育をコントロールできないが、多くの人から多くの情報を聞き、自分の圃場(ほじょう)と照らし合せる。「たくさんのアドバイスをもらっても最終的な決断をするのは自分」と経営者としての顔を見せる。
鹿角での生活が始まった時、集落でささやかな歓迎会を催した。出荷できない規格外のトマトを近くのおばあちゃんへあげると「お返しに」といろいろな野菜が。「鹿角はとても人が優しいところ。この地で農業を続けていきたい」と決意を語る。
「品質の高いトマトを作りたい。今年は全然だが、来年に向けてこつこつと前進していきたい」と農業の道を歩き始めた。
(かづの)



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