輝けアグリ21

メロン栽培に夢中~細心の注意で水・温度管理~

桜庭隆之さん  《大館市》

im0507_2 メロンの産地化に挑戦する桜庭さん

大館市二井田の桜庭隆之さん(22歳)は、大館市では珍しいメロン栽培に挑戦。「農業バカになりたい」と農業を楽しんでいる。
小さな頃から農業に親しみ、育てる楽しさを実感してきた。就職も考えたが、やりたいと思える仕事がなかった。高校を卒業後、2年間県の農業試験場で学び、昨年から専業農家になった。家では、キュウリを中心に、トマトやソラマメを担当して栽培している。
その試験場で出会ったのがメロン。小さな実がぐんぐん大きくなり、贈答用にも使われる高級感あふれるパワーにひかれた。しかし、大館市はメロンを栽培する農家はほとんどいないため、試験場からは反対された。それでも、「鹿角や能代でも栽培しているのに大館でやれないわけがない」と挑戦を決めた。
昨年は順調に栽培。市場の他、直売所でも販売したが、消費者からは地場産メロンが売られていることに不思議がられた。「消費者は、単に植えれば実になるという感覚。自分の思いを伝えていくことが必要だし、農業の楽しさをもっと知ってもらいたい」と感じた。今年も順調に生育し、8月上旬の収穫に向けてより甘みをつけるため水と温度管理に注意する。桜庭さんは「短いようで長い生育期間。水は必要だが敵にもなるし、手を加えすぎてもダメ。なかなか思うようにいかないが、生きていることを実感。農業のおもしろさを一層感じた」と話す。また、「やれてそうで、やれていない。父や祖父が作った基盤があるから何とかやっているが、経営面では厳しい」と話しながら、ブランドとして認知してもらえるようになりたいとメロン栽培に夢中だ。
(あきた北)



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