輝けアグリ21
リンゴ収穫に喜び~将来は息子と農業経営~
藤山政弘さん 《湯沢市》
剪定作業に追われる利和さん
まだ雪深い園地で、リンゴの樹の剪定作業に追われる千田利和さん(32)。就農して、4年目の春を迎える。83アールある園地の管理を、会社勤めの合間で行う果樹兼業農家だ。
以前は東京の金融機関に勤務していたが、父・久雄さんが体調を崩したことを機に実家である横手市増田町にUターン。30歳目前にして、果樹農家を継ぐことを決意した。同世代は既に“果樹のプロ”。比して知識も経験も不足と考えた利和さんは、主に二つのことに取り組んだ。
一つは、経営は全て自分に委譲してもらうこと。「自ら行動し、失敗し、学習する。そうして技術を会得し、自分のスタイルを作っていきたい」と自ら鍛錬の場に身を置き、実践で技術の研鑽を図った。
二つ目はは、青年部や農業近代化ゼミなど様々な地域の組織に積極的に参加すること。仲間とコミュニケーションを図る中で、情報を得、技術や知識を吸収できる環境を積極的に作ることだという。
2005年産リンゴは、収量が増えたが、全体的に小玉傾向。昨年の大雪が影響し、剪定作業が遅れ、兼業のためもあってか、それをカバーしきれなかったと振り返る。現在は「ふじ」を主力としているが、今後は中生種にも力を入れていきたいという。
利和さんは「サラリーマン時代の営業や経理の経験を活かし、生産、営業、経理を三位一体に、そのバランスを重要視した果樹経営を行いたい。将来は、それを地域全体で取り組み、産地ブランドの強化につながれば」と語る。
(秋田ふるさと)
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