輝けアグリ21

一人前の農家に~米作りや畜産経営~

伊藤善徳さん 《仙北市》

im0606_1 専業農家として活躍する伊藤さん

仙北市田沢湖の伊藤善徳さん(27)は、昨年春に就農した。専業農家の両親に学び、米づくりや園芸栽培、畜産業と様々な農業に取り組んでいる。本格的な就農により、農業の奥深さを知ることになったが、前向きに受止め、貪欲に知識・技術を吸収している。
2年目を迎える今年、善徳さんの一日は農業一色だ。朝6時、牛の見回り、エサやり、ボロ(堆肥)だし、ブラシかけを終えると、日中は県畜産試験場で和牛繁殖コースを研修。「現在、試験場では、牧草地の管理をテーマとして研修を受けている。良い牛を育てるためには粗飼料が大切で、適期の刈り取りができ、栄養価の高いものをどれだけつくれるかも効率良い畜産経営につながると思う」と話す。将来的には受精師資格の取得が目標だ。
週末は母親とともに花き栽培、休日返上の日々が続く。すべてが新しいこと、知識や技術がなくても「一人前の農家になって、妻や家族を支えたい」と一生懸命頑張ろうとする心が、前に進ませている。
忙しい毎日を送る善徳さんだが「以前は建設業、現在は農業、どちらも形を新しく作り上げていくところに仕事の醍醐味がある。だから、休みがないということよりも、良い仕事をしているんだという充実感の方が強い。それに、家族には2人の農業の先輩がいるし、私は恵まれていると思う」と話す。
農業の新たな担い手としてスタートを切った善徳さんだが、将来の農業像については「家族とともに、労働力や情勢等をよく見極めながら生産規模の拡大を図りたい」と話してくれた。そう話す善徳さんの、近い将来農業のプロとして活躍する姿にまた会ってみたくなった。
(秋田おばこ)



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