輝けアグリ21

作付拡大が目標~稲作と葉タバコ~

安田学さん  《男鹿市》

im0607_2 摘花作業に励む学さん

男鹿市の安田学さん(34)は就農して8年目になる。高校を卒業して農協に就職したが、いずれは家業を継がなければいけないと思い、農協を退職した。就農する前は、子どもの頃から農業を見てきたため、忙しさや大変さは十分知っていた。特に天候に左右される仕事なので難しい職業だと感じていたという。
就農のきっかけとなったのは、農協を退職後に勤めていた長距離運転手時代。両親と離れて住んでいたが、子どもが生まれることが、家業を継ぐ決心を固めさせた。
「昔は収入も魅力があったが、今は作付面積を増やさないと難しい。でも人ひとりが出来る限界がある。そう簡単には増やせない。今は両親と一緒に作業をしているので、何とかやっていけるが…」と学さん。
約8ヘクタールの稲作が主だが、稲作だけでは経営が成り立たないため葉タバコやスイートコーンも栽培する複合経営。「葉タバコは立枯病の防除が一番大変。一度病気が発生してしまうと翌年も必ず発生してしまうので、土を休ませるなどをしないと植えられない」と話す。
虫の防除はポジティブリスト制度の施行もあって、風向きなどに注意しながら農楽を散布しないといけないので苦労すると笑って話す学さんだが、「葉タバコは収入が安定している反面、1年を通しての作業になるので、お金を目にするまで時間が掛かる」とも言う。
「本来であれば稲作だけで食えればいいが、今の時代は無理。だから目標は作付面積の拡大と先を見越した農業機械の導入。今は作業場やハウスなどに設備投資し、着実に足元を固めることに目標をおいている。そして焦らず、一歩一歩進んでいきたい。また今後も葉タバコを作りながら稲作経営を主体に生活できればいい」と謙虚に話す言葉には将来に向けた自信が感じられる。
(秋田みなみ)



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