輝けアグリ21
先輩に学んで~新テッポウユリを栽培~
兎沢慎也さん 《鹿角市》
育苗作業に励む兎沢さん
「自分にとって今が本当のスタートなので、まだ先生たちから学んだ事を試している状態」と話すのは、鹿角市花輪級ノ木地区の兎沢慎也さん(26)。定植を前に、新テッポウユリの育苗作業に励む毎日を送っている。
トマト栽培に取り組む専業農家の父親を手伝い、以前から農作業に従事していた兎沢さんは、今年、同市主催の新規就農者活動支援研修に参加。
「もともと家で新テッポウユリを栽培していたので、その部門を自分が引き継いだ形」でこの春から就農した。今年は、研修先の花き農家から栽培技術を学ぶとともに、30アールで作付する予定。序々に面積を増やしていき、3年程度を目安に経営を確立する方針だ。
主力品目の新テッポウユリは、夏秋花の季節商品。そのため、特にお盆・彼岸の需要期へ集中出荷できる技術が重要となる。
その点、夏が涼しい鹿角地方は気候的に恵まれており、開花調節や省力栽培等、技術を学べば高品質生産が可能だと兎沢さんは分析する。
また、JAの花き生産部会に加入し、栽培技術の情報交換をするなど研究熱心でもある。「若いやつが入ったと歓迎してもらった。わからない事を聞いたとき、アドバイスには事欠かない」と話し、周りからの支えに助けられている事を実感する。
自分は恵まれた環境にいると話す兎沢さんは、将来について「現在は先輩たちが経験したものを自分が学んでいる状態。課題は多いが、早く一人前の花き生産者として教えてくれた先生たちと肩を並べたい」と笑顔を輝かせる。
家族とともに、花き生産者として新たに踏み出した兎沢さんに対し、貴重な若手後継者として地域から寄せられる期待は大きい。
(かづの)
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