輝けアグリ21

北限の桃生産に情熱~遅出しで有利販売~

田中大介さん 《鹿角市》

im0401_2 雪の降る中、剪定作業に励む田中さん

就農して今年で4年目を迎える鹿角市花輪の田中大介さん(22)は、祖父母や母たちと5人で桃やリンゴなど、樹種複合栽培に取り組んでいる。
田中さんのお祖父さんの賢造さんは30年前に「川中島白桃」を鹿角に導入しており、同市の桃栽培の先駆者。田中さんが就農した2001年には、鹿角市、農業改良普及センター、農業試験場、JAなどが北限の桃産地推進協議会を設立。本格的な産地づくりを推進し拡大が図られたことと重なり、県内の個人栽培では最大作付面積2ヘクタールに拡大した。そのほかリンゴ0.8ヘクタール、他果樹0.2ヘクタールに現在取り組んでいる。
「桃があったから、桃をメインにすればやっていける」と話す田中さん。「かづのの桃は主要産地の収穫が終わる9月上旬から中旬にかけて収穫するため、市場の集荷量が減少する時期。販売面でも有利な環境になり、遅出し産地として期待できる。また、昨年の異常気象下でも作柄、糖度ともまずまずだった」と将来性が明るいことを強調した。
幼い頃から家族の仕事を見ていたが、就農してみて「毎日の仕事がこんなにあるとは思わなかった。果樹は永年作物で年中仕事があり、技術や知識の習得などこれから勉強することがいっぱいある。でも、先生となる人が家にいる。今になって自分がいい環境にいることが分かった」と一つずつ焦らず勉強し頑張っていきたいと話す。田中さんは地域農業を担う若手後継者として日々成長している。
(かづの)



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