輝けアグリ21

品質重視の花作り~台風被害にもめげず全力~

佐々木英夫さん 《十文字町》

im0501_1 花き栽培に力を注ぐ佐々木さん

花き栽培を営十文字町中村の佐々木英夫さん(34)。花きのほか、スイカ、水稲を両親と妻の美和子さん(33)とで多角的な経営をしている。
花きは英夫さんが就農と同時に始め、今年で13年になる。現在は、輪菊・小菊・オリエンタル系ユリを施設ハウスで990平方メートル、露地55アールを栽培している。
始めた当初は、部会のブラザー制度を利用し3年間栽培技術の指導を受けた。また、佐々木さんの住む中村地区は花き栽培の盛んな地域。「栽培技術など、先輩農家には多くのことを学び取らせてもらっている。今あるのは諸先輩たちのおかげ。花き栽培で地域を盛りたてることで恩返しができれば」と感謝している。
また、美和子さんは、自分の仕事が一段落すれば、地域の花き農家に応援の声がかかることもしばしばと、花き栽培を通じて夫婦で地域に溶け込んでいる。
菊づくりでは、彼岸やお盆に出荷を合わせることが多く、栽培上、電照設備などで生長を調節するが、天候にも左右されるので、自然相手の厳しさを実感するという。
昨年の幾度もの台風では大きな影響を受けた。ハウスの破損のほか、路地菊が強い風に押されて斜めに倒れ、台風が収まれば茎は再び垂直に伸びる。台風のたびにそれが繰り返され、出来上がりは茎部が数箇所も曲がりくねったものと、品質低下の害を被った。
それでも花作りへの情熱は失せず、「自然災害対策、連作障害など、抱えている課題もあるが、現在は規模拡大よりも、今ある環境下で品質を重視した栽培を心掛け、より高品質のものを市場に送りたい」と語る。
(秋田ふるさと)



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