輝けアグリ21
喜ばれる野菜作りを~ダイコン直売、楽しさを実感~
小林愛美さん 《大館市》
「種まきから行ったダイコンは思い入れが深い」と小林愛美さん
「とれたてを食べられるのはすごくぜいたくなことと思うし、自分が栽培した野菜は特においしい。お嫁に行って、農業をしなくなっても家庭菜園は続けると思う」と小林さんは今、農業の素晴らしさを感じている。
小さなころから休みの日には、家の手伝いをしてきた。しかし、農業は身近すぎて、いずれは弟が継ぐものとの漠然とした思いしかなかった。そこで、以前から興味のあった建築を勉強するため短大へと進学した。
そして今春卒業。しかし、就職難で思うような仕事が見つけられず、農業の手伝いをするようになった。家では水田6ヘクタール、ヤマノイモ20アールを中心に栽培する専業農家。両親の指導のもと、最初は手伝いのつもりだったが、いつしか就職活動を忘れるほどに農業が楽しくなっていった。
「細かい手順もきちんと踏んで作業をしているのが意外だった。夏場の草取りは特に大変だったし、へとへとになってからの家事。当たり前と思っていたことが大変なことだったと気づき、母親の偉大さを実感した」と言う。
特に思い入れのある野菜は、種まきから行ったダイコン。収穫すると、直売所で販売した。いい野菜とお客さんにほめられ、売る楽しさも実感した。そのダイコンも野菜不足の折、すでに完売し、畑には辛味大根が残るのみだ。
また、品種の違いなどを消費者から質問されると、実際に食べ比べてみたり、講習会に積極的に参加したりと研究熱心でもある。病害虫の知識も深め、「来年はアドバイスもできるようになって、売れるものを的確につかみ、喜ばれる野菜を作りたい」と意欲を燃やしている。
(あきた北)
>>輝けアグリ21一覧ページへ
