輝けアグリ21
就農2年目~シクラメン栽培をはじめて~
新山瑠美子さん 《平鹿町》

シクラメンの葉組みの作業に追われる就農2年目の新山瑠美子さん(23)。作業をする姿には、新人のフレッシュさと一年実績を積んだ自信が混在してうかがえる。
実家は600坪の施設を営む花き栽培農家で、幼い頃から花と接してきたことから就農を決意した。
高校卒業後、雄和町の農業試験場で約2年研修、手薄になる冬に出荷できるものをと思い、就農に合わせシクラメンに着手。このシクラメンだけは本人が、栽培上の指揮をとり、愛情を込めて育てている。
この時期忙しくなる葉組みの作業は、葉を増やし、形を整えるために栽培上もっとも大切で、手のかけかた次第で、仕上がりの良し悪しが決まるとのこと。葉を鉢の縁に向けて放射状に寄せ、プラスチック製の帯状の輪をかけて中心に光をあてる。そこから葉がでてくるとまた葉を寄せて輪をかける。この作業の繰り返しで、一見単純そうだが、5,600個もある鉢が相手では休むまもなく作業に追われる。また、葉の向きをそろえたり、分かりにくい小さな芽に傷をつけたりしないようにと、技術を要する作業で、おいそれと誰にでもまかせられるものではなく、ほとんど本人一人での作業となる。
10月下旬から出荷が始まるが、昨冬の初めての出荷は1年目にしては上出来。今年は多くの農作物で冷夏の影響が騒がれているが、皮肉にもシクラメンは期待の持てる出来映えになる見込みだ。
やればやっただけ成果があらわれる花き栽培。「基本に忠実に、高品質なものをつくり、安定した収入を得るのが当面の目標」「手抜きは絶対にしない、初心の気持ちを忘れない」凛とした表情で語る瑠美子さんの目は希望にあふれている。
(JA秋田ふるさと)
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