輝けアグリ21

技術習得に意欲~妻と一緒に輪菊栽培~

遠間義弘さん 《潟上市》

im0710_1 収穫間近の菊を確認する遠間さん

就農2年目を迎えた潟上市天王の遠間義弘さん(43)。「いつか父の後を継がなければ」と考えていた遠間さんは、勤めていた会社の退職をきっかけに就農した。潟上市の認定農業者の登録を受け、水稲4ヘクタール、転作大豆1ヘクタールを作付しているほか、妻の由紀子さん(36)と一緒に9棟のビニールハウス (約1,091平方メートル)で輪菊の栽培に挑戦している。
菊の栽培は、出荷予定日から逆算することで、定植日や点灯日、消灯日といった各作業の日程を決めることができる。日長時間を人工的に調整することで、開花の時期をコントロールできるからだ。しかし、一年分の作業日程が決まるとはいえ、消灯後の栽培管理は品質を大きく左右する。水、光、肥料、温度、日照のバランスを見ながら肥料を施し、場合によっては生長剤の投与を行なわなければならない。
「ハウスごとの微妙なさじ加減が難しい。でも、自分の作業で菊が生長する姿を見るのは楽しみ」と遠間さん。今は病害虫防除と温度管理に頭を悩ませているという。一つのハウスが出荷を終えるたびに作業を振り返り、反省点を次に活かす。農業試験場などの研修には参加していないものの、JAの講習会や花き部会の圃場巡回などには必ず足を運び、先輩との情報交換に積極的だ。
昨年の第129回秋田県種苗交換会では、由紀子さんが出品した輪菊「山陽黄金」が全国農業協同組合連合会秋田県本部運営委員会会長賞を受賞。就農1年目ながらも「県出荷規格の上位等級に合致する秀品」との評価を受けた。「周囲のアドバイスが適確だった。自分は技術も知識もまだまだ不十分」と振り返りながら、「技術の試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ栽培面積を増やしたい」と意欲的だ。
(秋田みなみ)



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