輝けアグリ21
毎日の収入励みに~直売所へ無休の出荷~
小畑順子さん 《大館市》
「息子と農業ができる日を楽しみにしている」と語る小畑さん
ハウスがかくれる程に積もった雪。機械が入れないため、除雪は全て手作業だ。冬場の販売を考えていたキャベツ、ホウレンソウも雪の中に埋もれ、雪かきに追われる毎日が続いている。
大館市四羽出の小畑順子さん(43)は、夫と両親とで水稲12ヘクタール、畑作2ヘクタールを経営している。栽培する野菜は、黒豆、イチゴ、ネギなどで、全て市内の直売所2店で販売している。直売所は両店とも無休(冬は定休日有)なので、小畑さんもローテーションを組んで栽培し、無休の出荷を心掛けている。「米の値段は下がる一方で、規模拡大しても収入は変わらない。野菜を頑張るしかない」。他品目の栽培は、手間がかかる。昨年は、イチゴの仮植を省いたために生育が悪くなってしまったことを反省する。「いずれはある程度品目を絞りたいとも思うが、それなりに投資も必要となる。少しずつでも毎日収入があった方が楽しいし、励みになる」と話す。
直売所では、あえて高めの値段を付ける。その分、良い物を出すよう心掛け、ネギを一本一本タオルで拭くなど見た目も人一倍気を使っている。
今年の作業は、2月にネギの種まきから始まるが、冬の準備ができていないうちに雪が積もってしまい、雪の影響で全ての作業が遅れるのではと心配する。
来年には農業試験場で学んでいる息子さんが卒業し、一緒に農業をする予定。「農業の良さを伝えるのが、今は本当に難しい。でも、努力が収入となるのが農業のおもしろさ。雪かきも農業のうちで、何事も楽しいと思う事が大切」と、親子3人が協力して農業をすることが今一番の楽しみになっている。
(あきた北)
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