輝けアグリ21

繁殖和牛に情熱~堆肥を利用して畑作も~

須藤好史さん 《仁賀保町》

im0504_2 一番力を入れている繁殖牛の世話をする須藤さん

本荘市・由利郡農業近代化ゼミナールの顧問を務めるなど、地域の担い手として中核的役割を果たしている仁賀保町室沢の須藤好史さん(30)。「子どもの頃は農業に全く魅力を感じなかった」と話す。
工業高校へ進み、希望していた職業へ就職した。休日を利用して父親の農業を手伝っていたが、休日だけでは間に合わなくなり、思い切って転職した。「まだまだ親父の見よう見まねが多い」と謙遜をする中にも、自分の一生の仕事と決めた思いは力強い。
現在水稲2ヘクタール、繁殖和牛30頭を経営。繁殖和牛には特に力を入れていて、人工授精の資格を取得した。初めて自分の手で人工授精をして無事に子牛が生まれた時の喜びや、手がけた子牛が高値で取引されるなど、会社員では得られない喜びが、専業農家として意欲的に取り組むきっかけとなった。
また、堆肥を利用した畑作も試験的に行っている。特に、アスパラガスは堆肥をよく使う作物のため、一番手に考えているようだ。
仁賀保町で畜産経営をしている同世代はごくわずかで他の市町村も同世代はとても少ないのが現状。今後は、行政と一体となって農業を理解できる環境づくりを進め、農業の本質を今後の担い手に繋げていきたいという。「転職は失敗とは思っていない。やってみて分かったのは、農業は意外と面白い」と話す須藤さん。最後は、農業の魅力と楽しみを知った最高の笑顔を見せてくれた。
(秋田しんせい)



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