輝けアグリ21
繁殖和牛増頭へ~畜産振興期待の星~
遠藤正直さん 《由利本荘市》
繁殖和牛増頭などに意欲を燃やす正直さん
由利本荘市の遠藤正直(まさなお)さん(23)は高校卒業後、茨城県にある農業の4年制専門学校で畜産を中心に学び、2005年4月に帰省して就農。家畜人工授精師・家畜体内受精卵移植師の資格も取得、家業の水稲、繁殖和牛経営の後継者として2年目を迎えた。
就農前は、繁忙期を中心に年に数回ほど稲作・牧草の刈り取りの手伝いをする程度だったという遠藤さん。
「1年間のサイクルを経験してみて、我が家の事ながら初めて知ったこともあった」と、少しはにかむ。
秋には、県の補助事業を利用し畜舎の新築を予定している。着工に向け、畜舎の構造や設計について思いを巡らせているところだ。新畜舎は水田を転用し、水田地帯に建築する。「いずれ、条件が整えば水田放牧も取り入れたい」など夢を膨らませている。新畜舎完成後は、段階的に繁殖牛を増頭させていく計画もある。
「将来的な規模が畜舎の大きさに左右されないよう、父親や関係者と相談しながら慎重に取り組んでいる」と真摯な姿勢だ。
正直さんは、広域由利家畜市場や市でも畜産ヘルパーに従事しており、その一端からも地域の畜産振興を支え、地域からの人望もあり期待を集めている。
「将来の理想は、繁殖和牛の増頭や繁殖・肥育一貫経営などあるが、今は焦らず足下を固め、着実に段階を踏んでいきたい」と、23歳の遠藤さんは、真っ直ぐではない理想までの道のりを見据えている。じっくり辿っていこうと落ち着いた構えだ。
「地域の先輩たちも気にかけてくれる。年齢の近い仲間も多く、恵まれた環境」と話す遠藤さん。地域の農業者仲間たちからかわいがられるのは、その“正直”な人柄がゆえんに違いない。
(秋田しんせい)
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