輝けアグリ21

菌床3万個が夢~妻と2人でシイタケ栽培~

小田原順衛さん 《平鹿町》

im0505_1 施設内で収穫に励む小田原さん

トラック運転手や、営業職を経て、5年前に就農した平鹿町下醍醐の小田原順衛さん(38)。両親から引き継いだ菌床シイタケ栽培の他、水稲、アスパラ、リンゴを経営する。5月半ばは、水稲の春作業、2万個の菌床シイタケのほか、50アールのアスパラの収穫もはじまり、最も繁忙な時を迎える。
菌床シイタケは、菌床をJA秋田ふるさときのこ培養センターから搬入し、収穫に合わせ培養から発生、収穫・出荷作業までを行っている。
菌床を全面むき出しにしてシイタケを発生させる裸栽培で増収を図る一方、上面だけにシイタケを発生させる上面栽培で高品質で大型のしいたけを収穫。2つの栽培方法で収支バランスを図った経営を行っている。 
「収益をあげるにはコストの削減も必須」と、施設には手作りの設備や工夫も多く、ホースを施設内に張り巡らした散水設備もその一つだ。
昨年の夏は、温度管理のミスで高温障害で4000菌床を廃棄した。「施設での栽培とはいえ、年によって違う気候に、管理の難しさを感じる。自然相手の仕事は厳しいもの」と語る。
多角的農業経営を念頭に、今後はアスパラの夏採りや、ベリー系のフルーツの栽培等、課題や夢は多々あるが、まずは菌床シイタケを妻の順子さんと2人で栽培管理ができる限界の3万菌床まで規模を拡大したい考えだ。
脱サラして5年。「手をかければかけただけの成果が現れるのが農の魅力」と語る。昨年は、無人ヘリコプター防除のチームに入り、資格を取得。地域営農の一助となればと活動に奮起している。
(秋田ふるさと)



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