輝けアグリ21
農業に興味持って~農家民宿「果夢園」~
舘岡美果子さん 《潟上市》
果樹園を案内する舘岡さん
「生産者の顔が見える商品を作りたい。それが、消費者を安心させる。また、見えることにより消費者に関心を抱かせて農作業をしてみたいと思わせたい。」と話す潟上市昭和の舘岡美果子さん(32)。
20代前半までは就農するか迷っていたという。しかし、母のフミ子さんがヨーロッパ農業研修で訪れた農家民宿の話を聞き、自分もできるのではないかと思い立ち、6年前に果樹園の手伝いの傍ら、園に隣接する農家民宿「果夢園(かむえん)」を営み始めた。
1.5ヘクタールの果樹園には、リンゴ18種、和梨15種、洋梨6種、ブドウ(白・黒・赤)17種など多種多様な果樹が植えられている。これは、父の耕悦さん(59)が一年を通して楽しめる果樹園を作りたいという思いから始めたものである。
園は数年前から改良され、果実がまばらではなく、一方向に取りやすくなるように新短梢剪定(たんしょうせんてい)という方法をとっている。これは、自分たちの収穫時だけでなく、「果夢園」を訪れた小さい子からお年寄りまで、お客さんに出来るだけ喜んでもらいたいという配慮からだ。
「果夢園」の利用者は年々増え、首都近郊からのお客も少なくない。仙台から一人で来る子どももいる。朝食をとらない子も全部食べるなど、自然や農業体験を通じ、心身をリラックスさせている。これは人間性の成長にもつながるだろう。
これからの目標として、舘岡さんは「グリーン・ツーリズム(果夢園)を利用し、農業について少しでも興味を持ってもらいたい。食べ物の出来る過程、どうして店頭ではこういう価格になるのか、知ってもらいたい」と話す。「果夢園」の存在意義はまだまだ無限に広がる。
(あきた湖東)
>>輝けアグリ21一覧ページへ
