輝けアグリ21
集落の心一つに~課題解決へまず会議を~
大西章さん 《大仙市》
集落営農組合の代表として地域のまとめ役を担う大西さん
品目横断的経営安定対策の実施を半年後に控えた2006年10月、車瀬、八嶋、柳田の3集落の農家で設立した集落営農組合「北川目ファーム」。大西章さん(63)は組合長として、経営の安定化と地域農業の振興にあたっている。
「元気な地域と農業に対する集落の意識はもともと高かった」と大西さんが話すように組合は、地区の共同田植機利用組織を前身として、集落一体での共同作業を行っていたことから、設立は円滑に進んだ。
大西さんを代表に、会計、監事などの役割を明確化し、肥料・農薬は組合で一括購入。トラクターやコンバイン、田植機などの農機具も組合で所有し経営の効率化を進めた。実質1年目の今年は水稲、大豆、小麦を栽培、これまで小麦の収穫や除草作業などを行ってきた。現在は、米の収穫に向けた圃場の管理とともに、試験実施圃となっている「水稲いもち病、斑点米カメムシ類防除モデル圃」の調査にあたっている。
大西さんは「北川目地区はいもち病の少ない地区だが、水稲栽培は毎年状況が変わるものなので、防除についての意識を高めておくことは必要。その意味でモデル圃の設置は組合にとって大きい」と話す。
5年後の法人化という大きな目標に向けて組合員の意識は高く、組合の活動は順調だが、経営の課題もまだまだ多い。北川目地区では、米のほかにアスパラガスの生産が盛んで、組合員の多くが栽培を行っている。「園芸部門の導入も今後の課題の一つ。課題克服に向け時間をかけての話し合いを大切にして一つひとつ解決策を出していきたい」と大西さんは話した。
(秋田おばこ)
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