輝けアグリ21
集落営農を設立~米中心に76ヘクタール集約~
武藤真作さん 他 《秋田市》
大豆転作組合を母体に集落営農組織を立ち上げた武藤さんたち
秋田市西部地域の豊岩前郷地区で、この2月に設立した集落営農組織「白華の里生産組合」。耕作面積76ヘクタールで生産品目は米、大豆が中心。組合の代表を務めるのは武藤真作さん(54)。早くから「農政の大転換に対して地域がどう取り組んで行くべきか」を集落の皆で話し合い、大豆転作組合を母体に集落営農の設立を決めた。
集落で、2005年にアンケート調査を行い、農地の状況や今後の営農に対する意向を把握。集落が抱える問題や農家個々の将来への不安が浮き彫りになった。「このままではいけない」「何とか現状を変えなければ」という意識醸成に時間をかけて取り組んできた。’06年に集落営農設立準備委員会を立ち上げ、慎重に集落営農のメリットや体制整備などを検討、今年2月に生産組合を誕生させた。組織の立ち上げでJA新あきた西営農センターの指導を仰いだ。
当面、今ある農業機械や施設を共有、基幹作業の委託を受けたオペレーターがそれらを利用して転作団地を含めた営農活動を行う。当初の固定資産取得を極力抑えた経営を目指している。
武藤代表は「個々の農家は将来の営農に対する不安を少なからず持っている。農政が大きく変わる今を好機として、新しい環境や政策にうまく対応するかたちで集落の将来像を描く必要があるのではないか」と話す。
組織名を「白華の里生産組合」としたのは、戦国時代に秋田を統治していた安東一族の居城(白華城)が豊岩前郷地区にあったとされたことから名付けた。
今後、JAと連携を密にし、農業生産へのこだわりや、地域への思いやりを持つことを理念に、新たな地域農業の創造と振興に向け、組織が一体となり取り組んでいく。
(新あきた)
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