輝けアグリ21
食材にこだわり~地産地消拠点築く~
小松欽一さん 《にかほ市》
人気の納豆とみそを紹介する小松さん
にかほ市平沢にあるJA物産所「百彩館」は、1995年の開店から今年で12年目を迎える。国道7号線沿いのアクセス良好な場所で、直売所・加工所・食堂が一体となり地産地消を担っている。この施設の代表を務めるのは、にかほ市院内の小松欽一さん(59)だ。元JA秋田しんせい職員の小松さんは、職員時代に百彩館の利用者協議会運営に携わったことで関係を深め、昨夏から同協議会の代表を務めている。
百彩館では、新鮮な地元産野菜はもちろん、地元産大豆を使った納豆、豆腐、味噌などの加工品も人気。旧JA仁賀保町(現JA秋田しんせい仁賀保総合支店)時代から長年に亘り、首都圏の学校給食にも供給してきた。
近年は、野菜、加工品を地元の小・中学校の給食にも定期的に供給。小松さんは「子どもたちに地元の人が作った物を食べてほしいと思い、呼びかけた」と当時を振り返る。現在では、供給先の学校などから加工所の見学や体験学習なども受け入れ、食育活動にも貢献している。
課題は、冬場の品物充実。今後出荷ローテーション管理を強化し、克服を目指す。
今年の抱負は、昨年に県由利地域振興局と協力して行い好評だった伝統野菜カナカブを使った「カナカブ漬」への取り組みの強化だ。この地区に昔から伝わるこだわりの焼畑農法で栽培されるカナカブをメインに、冬場の人気確立を図り、併せて、会員からの要望で新設した菓子用の加工所にも期待をかける。「なんばんこ」などの昔懐かしいお菓子を製造・販売しながら商品のバリエーションを増やす工夫も図っていく。
「自分の生まれた地域の空気と水が体に合うように、食材も地元の物が合うと思う。にかほ地域の地産地消の拠点にしたい」。毎月、イベントを開きながらこだわりの品物で地域の笑顔を作っていく。
問い合わせはJA物産所「百彩館」、TEL 0184-37-3230
(秋田しんせい)
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