輝けアグリ21
黒毛和牛繁殖に熱~5年以内に50頭めざす~
大森英輔さん 《鹿角市》
「子牛といる時間が楽しい」という大森さん
鹿角市十和田草木字丸舘の大森英輔さん(27)は家族労働で水稲、露地キュウリを主体に農業を経営する新規就農者。今年4月から鹿角短角牛3頭、黒毛和種6頭の繁殖を担当し、飼育管理技術の習得と向上に励んでいる。
幼い頃から牛と暮らす環境で育った大森さんは、農業という変化に富んだ職業に興味を持った。他の業種も経験したが「会社員だと先が見える。先が見えないことにやりがいと面白さを感じ始めたとき、一番身近なところにあったのが農業だった」と語る。
農業者として必要な技術を身に付けるため、県と市が連携・助成するフロンティア農業者研修に参加。大仙市神岡町にある県畜産試験場で2年間、黒毛和種の繁殖技術を学び、念願だった家畜人工授精師、受精卵移植師の免許を取得した。若手農業者で組織する鹿角地区農業近代化ゼミナールにも加入。作物の栽培技術などの情報交換を行うとともに、同世代のやる気あふれる仲間から刺激を受けている。
就農して、考えていたより大変な仕事と改めて感じる一方で、研修で学んだ技術を活かせる喜びを実感。毎日変化する野菜と牛に触れることが楽しくてたまらないという。
今後は「品質の良さを追求し、受精卵移植師の技術を生かして5年以内に繁殖牛50頭を目指したい。近代化ゼミの仲間達と店を出すのも面白そう」と意欲的だ。「始めたばかりだけど、繁殖農家として手応えを感じ始めた」と話す大森さんは、高品質な子牛生産経営の確立に情熱を燃やしている。
(かづの)
>>輝けアグリ21一覧ページへ
