お米ができるまで

稲の開花と受粉

5月に田植えをした稲は、夏になると葉をふやすのをやめ、穂をつくりはじめます。葉のさやの間から穂が顔を出すと1日で全身があらわれます。
同時に穂の先から花がひらきはじめ、だいたい7日ぐらいで全部がひらききおわります。この間に、おしべの花粉が風にはこばれて、めしべにつきます。この受粉(じゅふん)がおわると1カ月ほどかけて、かたい実ができていきます。

  • 稲の花がひらくようすを観察しましょう。穂にびっしりついている緑色の「えい」がひらきはじめ、黄色いおしべが見えてきました。

  • おしべがえいの上にのびて5分くらいで、完全にひらきます。おしべの先の袋がやぶれ、花粉がとびちります。

  • 開き始めてから2時間ほどで、えいはおしべを外にのこして、ふたたびしっかりととじます。

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田んぼを襲うギャングたち

お米が実るころになると、豊作(ほうさく)、凶作(きょうさく)、平年なみなど、今年の収穫(しゅうかく)についてのニュースが伝えられます。
田んぼをおそうギャングたちは、水不足(みずぶそく)、冷害(れいがい)、台風(たいふう)、病害虫(びょうがいちゅう)、すずめやカラスなど、心配したらきりがないほど。

  • 稲穂をついばむすずめの大群

  • 寒さでやられた稲

  • イモチ病などの病気

  • 水不足で干上がった田んぼ

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稲刈りヒストリー

  • 縄文(じょうもん)時代の終わり〔約2700年前〕

    道具は石や木でできた、そぼくなもの。沼などに種もみをじかにまき、稲かりは石の包丁で、穂先だけをかり取っていました。

  • 明治(めいじ)~昭和(しょうわ)

    明治になると全国的に農作業(のうさぎょう)に馬や牛を使うようになり、昭和40年代に入ると耕運機(こううんき)などの農業機械(のうぎょうきかい)が広がりはじめました。
    稲刈りは根元からカマで、かるようになりました。その後は「はさ」と呼ばれる木にかけて干し、脱穀(だっこく)します。今も山あいなどの小さな田んぼの稲かりはこのスタイルです。

  • 現在

    平野部(へいやぶ)の田んぼの米作りにはトラクター、田植え機などの大型農業機械(おおがたのうぎょうきかい)が使われ、稲かりにはコンバインが大かつやく。みるみるかり取り、脱穀(だっこく)して、もみを袋につめるところまでやってしまいます。

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