【鷹巣町】小正月の伝統行事、雪中田植を開催2017年1月15日

JA鷹巣町青年部は15日、小正月にあたる伝統行事で、農家の一年の仕事始めの儀式として、その年の稲作の豊凶を占う「雪中田植え」を同市綴子の道の駅たかのす大太鼓の館前で行った。青年部員をはじめ、JAの役職員をや地域の農家ら約70名が見守った。

雪中田植えは、六尺(約2m)の四角い雪の田んぼを作り、稲わらと豆がらを混ぜ束ねたものを稲の苗に見立てて4条ずつ16束を植えるもの。田植え後は虫除けや田の神様の目印となるすす払いのわらほうきを逆さに立てる習わし。2月1日に今日植えた稲を刈り取り、豊凶を占う。稲が直立していれば、実が入らない不稔、倒れていれば風水害による倒伏を意味するため、それぞれ凶作となる。雪の重みなどで、稲がたわわに実った稲穂のように適度に傾いていれば豊作、というお告げが出る。

開会の行事で斉藤一志JA鷹巣町組合長は「農家である私たちは、自然の恵みに感謝し、安全安心な米を作ってゆくのが務め。今年も皆で頑張っていきたい」とあいさつ。

田植え人を引き受けた専業農家で岩谷政崇JA鷹巣町青年部長(36)が昔ながらの菅笠をかぶり、蓑を着て田植えを行い、お神酒や大根の煮付け、ナマス、デンブをお供えして、今年の豊作を祈願した。

田植え後、岩谷部長は「今年も天候に恵まれ病害虫が少なく、豊作になってほしいという気持ちを込めて植えた。先輩たちから受け継いだ伝統行事を今後も続けていきたい」と述べた。

背中田植えは、米作りが盛んな綴子地区でも稲作の予祝もしくは豊凶を占う民族行事として農家に伝えられてきたが途絶え、昭和58年に農家の故高橋佐一郎さんが復活させた。昭和61年に高橋さんが亡くなり再び途絶えたが、昭和63年に農業後継者である旧綴子農協青年部が高橋さんの遺志を継ぎ「再復活」。現在はJA鷹巣町(斉藤一志組合長)のJA青年部(岩谷政崇部長)が継承している。

 

その年の豊凶を占う小正月の伝統行事「雪中田植」

その年の豊凶を占う小正月の伝統行事「雪中田植」



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