【秋田】秋田米新品種ブランド化に向けて2019年5月9日

 秋田米新品種ブランド化戦略本部が5月9日発足し、秋田市で第1回会議を開いた。佐竹敬久秋田県知事や農業関係団体、県農林水産部、生産者、流通業者、商工団体の関係者ら20人が参加し、今後どうやってブランド戦略に繋げていくのかなどについて話し合った。2022年のデビューに向けて、会議を重ね戦略の方策を練る予定だ。
 戦略本部長の佐竹知事は「新品種は秋田県農業の底上げをしてくれる存在だと確信している。新ブランドを発表することで米以外の農産物にも光が当たる。いろいろな角度から協議をしていきたい」と意気込みを述べた。
 新品種の開発は良食味米の産地間ブランド競争の激化や隣県の極良食味品種の市場投入を受け、14年から行われてきた。従来の品種育成は栽培特性の強化を中心に行ってきたが、新品種は食味最優先に転換した。

 800ある系統から、16年度末には5系統、昨年4月には2系統に絞り込んだ。そして今年3月の「新品種デビュー推進会議」で「秋系821」を新品種の候補に決定した。
 「秋系821」は父親に県オリジナル品種で大粒の「秋田97号(つぶぞろい)」、母親にいもち抵抗性が強い「中部132号」を持つ。日本穀物検定協会によると白くツヤがあり、香りが良く甘みや程よい粘り、軟らかさもある。「コシヒカリ」を確実に上回ると高評価を得ている。
 同日、「コシヒカリ」との食べ比べも行い、試食した委員は「大粒で甘みがとても強く、ツヤもありコシヒカリとの違いは一目瞭然」と感激している様子だった。

 

戦略本部開会に伴い挨拶をする佐竹敬久秋田県知事

戦略本部開会に伴い挨拶をする佐竹敬久秋田県知事



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