2025.02.06

JA秋田ふるさとぶどう部会は2月6日、秋田県横手市のよこてシャイニーパレス(JA本店)で2024年度JA秋田ふるさとぶどう部会実績検討会を開きました。
24年度のぶどう部会の実績は、販売額1億1300万円(前年比98%)、出荷数量197トン(同比88%)となりました。夏場の高温や長雨など厳しい栽培環境ではあったものの、生産者の努力により品質は高い評価を受け、高単価(同比111%)での販売状況となりました。
会議には県や生産者、関係市場など約40人が参加。県普及所からは、本年度産の生育期間中のべと病や晩腐病の発生、チャノキイロアザミウマなどのスリップス類の被害報告や次年度の適期防除が呼びかけられました。
県内市場からは、現在飽和状態にあるシャインマスカットの現状に触れ、「ナイヤガラ」「スチューベン」などの既存品種の樹木維持、同JAの果樹統一ブランド「銀世界」の知名度アップに向けた働きかけが要望されました。
山下聡部会長は「ブドウの栽培は温暖化の影響によって年々難しくなっている。しっかりとした栽培技術を身に付け、前進産地に劣ることが無いように部会員一丸となって“銀世界”ブランドをPRし守っていこう」と部会員へ呼びかけました。