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【秋田しんせい】サキホコレの生産推奨地区増加

2025.06.17
説明を聞く参加者ら(6/17、秋田県由利本荘市で)

 JA秋田しんせいでは2025年度、「サキホコレ」の生産推奨地区が29地区まで増えました。
 同JAでは、本格デビュー初年度となった2022年度から24年度にかけ、推奨地区となっていない地域でも栽培要件を充足することが可能かどうか、実証試験を実施。推奨地区としての適性を確認してきた結果、栽培したサキホコレは生育や品質・食味など、すべてが基準を満たしており、25年度は栽培推奨地区6地区の増加が実現しました。 新たに生産推奨地区に加わったのは、上川大内・道川・亀田・玉米・笹子・直根地区の6地区。これにより25年度は管内のほぼ全域での栽培が可能となり、該当地域の生産者ら12人が新たにサキホコレの作付けを行いました。
 6月17日には、管内の生産者圃場(ほじょう)で現地検討会が開かれ、サキホコレの生育状況を確認しました。秋田県由利地域振興局の担当者が今後の管理について、浅水管理と異常還元に注意するよう呼びかけたほか、JA全農あきたの担当者からは米穀情勢について説明が行われました。
 同JA営農経済部米穀課の齋藤和重課長補佐は「サキホコレの評価は高く、徐々に認知度も上がってきている。当JAの土づくりにこだわったサキホコレを多くの消費者へ届けたい」と話しました。
 JAでは今後、26年産サキホコレの栽培面積拡大に向け、講習会を通じて作付けの推進を継続してまいります。