2025.10.07

JAあきた白神ねぎ部会は10月7日、秋冬ネギの収穫と出荷を目前に控え、出荷規格などを確認する目揃(ぞろ)い会を能代市のJA本店で開きました。
生産者やJA、市場関係者など約45人が参加。菊池正部会長が「今年は4月からの異常気象による天気に泣かされた。秋冬ネギはこれから本番を迎える。高品質を確保して出荷量を増やし、最後まで良いネギを出荷出来るよう頑張ってほしい」とあいさつしました。
山本地域振興局農業振興普及課の職員が、病害虫防除について説明。「葉枯病菌による黄色斑紋病斑が急増している。耐性菌の出現を回避するため、同じRACコードの薬剤連用は避け、確実に防除をお願いしたい」と注意を呼び掛けました。
9月末での販売実績は、数量が約1450トン(前年対比65・4%)、販売額は約6億2300万円(同69・4%)。今年度は雨続きだった春に定植が遅れた上、7月は少雨による生育の停滞、8月からの大雨により収穫を控えたネギが被害に遭うなど、天候不順により、収穫が遅れ収量にも影響が出ています。
同JAでは今年度の販売目標額を22億6145万円と計画しており、販売額は9月末で前年同月末比の69%にとどまっているが、前年度に続く販売額20億円台の維持を目指し、今後の巻き返しに向けて秋冬ネギの収獲や品質維持に力を入れて、盛り返しを図っていきます。
