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【新あきた】高校生が秋田産の野菜でスイーツとパンを開発

2015.10.26

秋田市は10月26日(月)、「17歳の6次産業化プロジェクト」平成26年度開発商品記者発表会を秋田市役所で開催した。
 秋田市では、6次産業化の促進を図るため、2012年から秋田県立金足農業高等学校・秋田市立秋田商業高等学校・秋田県立秋田工業高等学校の3高校が連携し、秋田産農産物等を使用した商品開発を行う「17歳の6次産業化プロジェクト」に取り組んでいる。
 この度、平成26年度開発商品が11月4日にサークルKサンクスやローソンなどのコンビニエンスストアやスーパーなど県内のおよそ1,400店舗からの販売に先立ち、地元の農産物を使って開発したスイーツとパン4品をお披露目した。いずれも高校生がアイディアを出し合い、若い柔軟な発想のもと、カボチャやエダマメなど秋田産の素材をふんだんに使用した商品で、パッケージデザインにもカラフルな色で工夫を凝らした。
 現在高校3年生となった生徒ら計36人が、昨年から市内の農場や果樹園を見学し、商品開発に向け試作を重ねながら商品化に向けて活動してきた。
 今回の商品発表会には、それぞれ商品を開発した班の代表者5人が出席し、発売される商品について説明した。
 商品は、▽カボチャ味の生クリームとリンゴカスタードが入ったシュークリーム「わっしゅー」(税込248円、サークルKサンクス)▽トマトとカボチャを生地に練りこんだグラタンパン「グラパン」(同150円、サンクス、ローソン等)▽エダマメムースの上にカボチャあんをかけた白玉を乗せ、生クリームを飾った「えだムースめ」(同260円、ファミリーマート)▽エダマメとカボチャを使ったロールケーキ「15時のしあわせロール」(同160円、ローソン)の4種類。
 試食をした穂積志秋田市長は、「食べ応えがあり、さっぱりおいしい」と話し、高校生の感性の豊かさと柔軟な思考力に感心しながら、「えだムースめ」を堪能した。
 金足農業高等学校3年生の長尾梨那さん(18)は「農家の皆さんが大事に育てた農産物を商品にできるか心配していた。難しい中でもやりがいを感じることができた。期待に応えられるか楽しみ」と心境を語ってくれた。

 

コンビニで販売するスイーツを高校生が開発
コンビニで販売するスイーツを高校生が開発