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【あきた北】枝豆部会が農林水産大臣賞受賞

2015.12.15

JAあきた北枝豆部会は12月15日、平成27年度ふるさと秋田農林水産大賞・農林水産大臣賞受賞並びに「えだまめ販売額1億円」達成記念祝賀会を大館市にあるメモリスあきた北で開き、部会員をはじめ、行政やJA役職員など合わせておよそ90人が達成を祝った。
 祝賀会では小畑公悦部会長が「皆さまのおかげで達成できた。産地としてはまだ若く課題もあるが、畑のエメラルドと呼ばれる産地づくりを目指したい」とあいさつした。
 同部会は機械化一貫体系による規模拡大と共同選果・加工によるエダマメ産地ブランド化への取り組みが評価され、11月に行われた秋田県農林水産フォーラムで、同大賞と大臣賞を受賞。今年度の販売額は1億8230万6000円と昨年に続き2年連続で1億円を達成し、栽培面積104.1haまで拡大した。産地の拡大は地域に雇用を生み出しているほか「えだまめのまち大館」をPRする契機となり、地域の活性化につながっている。
 2006年度までは手作業による小規模栽培が中心で、栽培面積は7.4haであった。その後、機械化一貫体系による大規模栽培への取り組みや、全県統一袋を使用した「オール秋田」による協調販売体制が構築され、2012年度には72haまで拡大した。
 2014年度から稼働した同JAの農産物流通加工センターでの共同選別調製により、これまでの課題であった品質の安定化や規格外品の活用などが図られ、販売額も1億円を突破した。
 また、行政や商工会議所と連携し1次加工品によるえだまめスイーツなどの新商品を開発。高付加価値とブランド価値の確立を目指した。地域活性化を模索するため、商工団体のみならず、自治会や小中学校、高校など地域横断的に連携し、大館産エダマメの知名度向上に取り組んでいる。
 今後は、機械化一貫体系による更なる面積拡大と、良食味・高品質エダマメの生産による産地ブランドの確立を目指す。

JAあきた北枝豆部会が「ふるさと秋田農林水産大賞」農林水産大臣賞を受賞し祝賀会開催
JAあきた北枝豆部会が「ふるさと秋田農林水産大賞」農林水産大臣賞を受賞し祝賀会開催

(提供:JAあきた北)