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【こまち】受験生に落ちないリンゴプレゼント

2016.01.08

JAこまち果樹部会駒形支部は、1月8日、「高校受験合格祈願祭」を駒形多目的センターで行い、湯沢市立稲川中学校に通い駒形地区在住の高校受験生23人に同地区特産「落ちないリンゴ」などを贈り、受験生を激励した。

 同合格祈願祭は、1991年に東北地方に壊滅的な被害をもたらした台風19号でも、当地のリンゴは奇跡的に落下被害を免れたことにあやかり、「落ちないリンゴ」として縁起を担いで93年から始めた。日夜勉学に励む地域の高校受験生を激励しようと、当時の駒形農協(98年に合併)が始め、今年で24回目。当日は200㌔のリンゴが用意された。

厳粛な神事が行われ、受験生は緊張した面持ちで玉串奉天(たまぐしほうてん)を行い、志望校への合格を祈願した。同部会山下久悦副支部長は「豪雪被害や台風被害などの自然災害を受けても落ちずに育ったリンゴ。試験は体力勝負でもあるので、この特別なリンゴを食べて風邪など引かないで勉強に励んでほしい」とあいさつし、同JA遠田武副組合長と「合格祈願」の文字が浮かぶリンゴや地元・三又神社の御守り、絵馬などを手渡した。

 最後に秋田県産「ふじ」リンゴをまるごと搾ったリンゴジュースで乾杯し、高校受験合格への誓いを新たにした。

 受験生の近野玲衣奈(れいな)さんは「地域の人に応援していただいたので頑張って勉強して志望校に合格したい」と意気込みを話した。

 15日には、同中学校の稲川地区在住の高校受験生51人にも、この日祈願したリンゴを贈り激励する予定だ。

(提供:JAこまち)

地元中学校の高校受験者に「落ちない」りんご贈呈
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