2016.04.01
JA秋田おばこは1日、JA四ツ屋支店敷地内に建設していた県内JA初となる事業所内保育施設「おばここども園」を開園した。出産や育児で休職していたJA職員や子会社社員が、順調に職場復帰できる環境の整備が目的。子育て世代が安心して働けるように支援していく。
同施設は、木造平屋建てで延べ床面積が約113平方㍍。保育室2つと給食室、園庭などを備える。園庭には10平方㍍ほどの畑も設け、夏野菜などを栽培する。栽培した作物は給食やおやつなどに使用する。
生後57日目以降の0歳児から2歳児までを保育できる。保育定員は19人。1日現在、0歳児3人、1歳児2人が入園している。保育時間は7時30分から18時30分までで、希望により19時まで延長できる。土曜日も保育できる。保育士や調理師などはすべて同JAの職員。国の「子ども・子育て支援新制度」を活用して希望により職員以外も利用できる。
家庭的な雰囲気のもとで、子ども一人ひとりの豊かな人間性や育ちを支える。育児世代で1歳の子どもを持つ同JA職員・佐藤正樹さん(33)は、「JAならではともいえる食からの育みや教育を期待する。」と話す。
1日には、竣工式とオープニングセレモニーが行われ、テープカットをして竣工を祝った。同JAの藤村正喜組合長は「職員・子会社社員の子育て支援と地域における子どもの保育において、快適な環境づくりに重点をおき、育児と仕事を全力でサポートする」とあいさつした。
(提供:JA秋田おばこ)