2016.11.16
JA秋田おばこは16日、大仙市で開いた「秋田おばこ米2016」で同JAが主催する「第10回おいしいお米コンクール」の表彰式を行った。10人の生産者を「おばこの匠」に認定。金賞は美郷町の鈴木健さんが受賞した。鈴木さんは「水管理を大切にし、土づくりに力を入れてきた成果が出た」と喜んだ。
コンクールは、高品質・良食味米の生産と安定経営の確立に向け、消費地が最重要視している食味の向上と「秋田おばこ米」のレベルアップを目的に開催している。対象品種は「あきたこまち」。
今年は管内から1341点の応募があった。11日には同市で最終審査会が開かれ、三次審査を突破した14点の出品物が、食味官能審査を受けた。米流通業者や米取扱業者、管内のホテル・料理店の料理長、行政、JA、今年度のあぐりスクール対象校児童など28人が審査した。
「おばこの匠」に認定された生産者の米は、30~100㌃に限り、60㌔当たり2万円でJAが買い上げ、首都圏などで限定販売される。また、特に優れた生産者上位3人には金・銀・銅賞が授与された。
同日行った審査講評では、(株)山田屋本店の秋沢淳雄社長が「三次審査の炊飯米官能評価では非常に高い結果がでた。生産者の皆さんも自信を持って出品していると感じた」と話した。
入賞者は次のとおり。
金賞=鈴木健(美郷町)
銀賞=高橋洋悦(同)
銅賞=佐藤敏光(大仙市)
入賞=伊藤キセ子(同)▽樫尾喜義(美郷町)▽熊谷隆一(同)▽齊藤亮(同)▽佐々木竜孝(同)▽樽川勉(同)▽室谷勝之(同)