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【秋田ふるさと】ワイン用ブドウの剪定を確認

2016.11.09

大森ワインぶどう生産組合は9日、横手市大森地区の組合員の園地で剪定講習会を開いた。組合員やJA担当者ら12人が参加した。メルシャン株式会社の製造部栽培課の弦間浩一栽培係長を講師に迎え、来季の収穫に向けた剪定の実践や2016年度産のワイン用ブドウ生産を振り返った。

同地区では、1981年に県果樹試験場でワイン用に醸造して高評価を得た白ワイン用ブドウ品種「リースリング」を導入。82年から同社との契約栽培を開始した。86年から同社で「大森ワイン」(県内限定販売)やスパークリングワインの「大森のあわ」などの醸造を担い、販売している。

 講習会では実際に組合員が弦間栽培係長の指導を受けながらハサミを持ち、剪定を行った。

16年は梅雨時の降雨に見舞われたが、例年並みの品質と収量を確保できた。17年は、今年度試験的に行った反射シートの設置について、設置時期などを勘案しながら、より品質の良いブドウの収穫を目指すことを確認し合った。

同組合の大田幹男組合長は「この講習会が有意義な時間となるように今後も栽培管理にあたりたい」と話した。

剪定のポイントを指導する弦間栽培係長
剪定のポイントを指導する弦間栽培係長