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【こまち】「落ちないりんご」で合格を勝ち取る

2018.01.11

 高校受験を目前に控え、JAこまち果樹部会駒形支部は1月11日、「高校受験合格祈願祭」を駒形多目的センターで行い、湯沢市立稲川中学校に通う駒形地区在住の高校受験生24人に同地区特産「落ちないりんご」などを贈り、受験生を激励した。
 厳粛な神事が行われ、受験生は緊張した面持ちで玉串奉天(たまぐしほうてん)を行い、志望校への合格を祈願した。その後、同部会山下久悦支部長とJAこまち藤原隆副組合長が受験生に「合格祈願」の文字が浮かぶりんごや祈祷した御守り、ブナの木で作った合格箸、絵馬などを手渡した。最後に秋田県産「ふじ」りんごをまるごと搾ったりんごジュースで乾杯し、高校受験合格への誓いを新たにした。
 3月6日に行われる一般選抜入試に向けて受験生の沓澤玲佳さん(15)は「受験は初めての大きな壁。応援してくれた家族や地元の方々のために受験に合格できるように励みたい」と意気込みを話した。
 同合格祈願祭は、1991年に東北地方に壊滅的な被害をもたらした台風19号でも、駒形地区のりんごは奇跡的に落下被害を免れたことにあやかり、「落ちないりんご」として縁起を担いで93年から始めた。日夜勉学に励む地域の高校受験生を激励しようと、当時の駒形農協が始め、今年で26回目。当日は200キロのりんごが用意された。

「落ちないりんご」を手にする受験生
「落ちないりんご」を手にする受験生