2019.09.18
JA秋田おばこ田沢湖総合支店管内の六丁野地区で9月18日、地域の農家組織・農友会が、メンバーら9人を対象に米多収穫競作会を行った。一年の稲作の集大成として、その年の収量を競って出来を振り返り、今後の栽培に活かそうと行っているもの。1位には松田正雄さんが輝いた。これは同地区で稲刈りに先駆け行われている恒例行事の一つで、40年程続いている。
刈り取り審査は、圃場内対角線上の任意の3か所で4条×5株の稲を刈取り、その10㌃当たりに換算した収量を競う。松田さんは10㌃当たり10.51俵(1袋=60㌔)を記録した。
同地区では春先に天候が良かったことから、茎数を早期に確保できた。7月中旬に生育診断を行い、穂肥の量や時期を見極め、仲間同士で研鑽し合いながら管理してきた。
参加者は「いつもより田植えを早め、天候にも恵まれたことで早期に穂数が確保でき、登熟も進んだ。収量に期待し稲刈りをすすめたい」と述べた。