2019.12.04
JA秋田青年部協議会は11月25日、「令和元年度JA青年大会」を秋田市で開き、県内各地のJA青年部員約120名が参加した。青年の主張発表はJAあきた北の因幡成弘さん、組織活動実績発表はJA秋田ふるさと雄物川支部が最優秀に輝いた。受賞者と組織は2020年1月に盛岡市で開かれる東北・北海道ブロック青年大会に県代表として出場する。
因幡さんは「昭和に生まれ、平成を生き、令和に輝かねば」と題し、発表した。山の芋に魅了され部会の活動に積極的に参加。努力が認められ就農してわずか6年で山の芋部会長に就任した。部会に参加していない若手を掘り起こし、山の芋青年部を組織した。その成果もあり、今ではベテラン農家との交流機会を持てるようになった。「将来、“山の芋サミット”を開催し産地維持と生産者交流をしたい」と熱い思いを語った。
JA秋田ふるさと雄物川支部青年部は、同地域が県内1のスイカの生産地ということで地元小学校でスイカを育てる体験を児童向けに行ったり、スイカを加工してジェラートを作ったりなど、地域活性化活動をしていることを報告した。
大会では、盟友数減少の要因として農作業中の事故に触れ、青年部として事故防止のため機械の特性を理解すること、作業中は声がけをすること、地域で注意喚起をすることが盛り込まれた大会宣言を採択した。