2020.05.26
JA秋田おばこのファーマーズマーケット等複合施設chouchouette marche(しゅしゅえっと まるしぇ)は、同JA管内産エダマメの規格外品を使った飴「秋田のえだ豆キャンディー」を新発売した。同施設オリジナル商品の第4弾で、出荷会員の提案をきっかけに商品化。規格外品利用の新たな活路として、さらなる消費拡大の一助としたい考えだ。
原料は、同JA枝豆選別施設に出荷されたエダマメの規格外品を同市の(農)たねっこでペースト状に加工したものを利用。管内では青豆品種が多く栽培されていることから、飴の色は鮮やかな緑色を再現し、茹でたてのエダマメのような濃厚な香りと風味が楽しめる。 価格は1袋19粒(100㌘)入りで税込300円。4月下旬の販売開始から高齢者を中心に人気で、リピーターも出ている。
商品化を提案したのは、同施設の出荷会員で、大仙市で日本在来のタンポポ栽培・商品開発などで地域の可能性や魅力を発信している「よしかタンポポプランニング」。同団体では、タンポポコーヒー味の飴や県の特産品の味が楽しめる飴も販売している。その経験を生かし、同JA管内産のエダマメを使った飴を地元で販売してはどうかと声をかけた。
同施設では、4月に管内産タマネギを使用した「おにおん味噌」を発売したが、他にも手土産として気軽に購入してもらえる商品を開発し、管内産農産物のPRや消費に繋げたいと考えていたため、この提案に賛同した。同JA担当者は、「エダマメ以外にも、管内で生産が盛んな農産物を使い商品展開をしていきたい」と意気込む。