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【秋田しんせい】大雪被害相次ぐ、支援策の充実急ぐ

2021.01.05

 JA秋田しんせい管内では、12月末から年始にかけて降った大雪の影響で、園芸ビニールハウス等が倒壊する農業被害が相次いだ。由利本荘市大内地区でミニトマトやスナップエンドウを栽培する生産者は、全長約20メートルのハウス1棟が全壊する被害を受けた。

 ハウスでは春先に定植予定のミニトマトやアスパラガスの苗などを育苗していた。生産者の男性(67)は「毎日雪かきをしながら見回っていたが、まさかつぶれるとは思わなかった。普段から相談しているJAの支援も頼りにしている」と話した。積雪の増加が例年を上回るペースとなり、農業施設などへの被害が発生していることを受け、JAは5日、小松忠彦組合長を本部長とする2020年度豪雪対策本部を設置した。

 風雪被害状況は1月7日現在、農業用ビニールハウスなどの被害が29件、畜産関係の施設被害が3件、家屋被害が18件、このほか施設への被害に関する問い合わせが20件以上寄せられている

 

被害を受けたハウス