2021.03.19
JA秋田たかのす育苗センターでは、生産者の作業負担軽減と生産者への健苗供給のため、2021年度の青果物作付に向けた播種作業を開始した。同センターではソラマメ、キュウリ、トマトなどの苗を定植し生産者へ提供していく。
3月9日には、4月中旬から始まる管内のソラマメの定植に備え、同JA園芸畜産課と育苗センターの担当職員が浸漬したソラマメ(打越一寸)の苗約3500本分を播種した。職員らは発根する位置を確認しながら一つひとつ丁寧にポットに埋め込んで土をかぶせ、乾燥を防ぐ不織布で覆い、仕上げにねずみ対策の殺そ剤や捕獲シートをハウス内に設置した。
ソラマメの育苗期間は1カ月ほどで、播種した苗は担当職員の徹底した管理によって生産者へ供給される。同センターではこのほか、キュウリ苗1万1360本、トマト苗1万3230本、シシトウ苗3662本など13作目を播種する予定で、それぞれ定植に合わせ7月上旬頃まで作業が続けられる。担当職員は「苗の育苗に最適なハウス内環境を維持するため、温度や水管理、病害虫防除を徹底していきたい」と話した。