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【秋田おばこ】サキホコレ先行作付の育苗進む、田植えに向け順調に成長

2021.05.05

JA秋田おばこ管内で、県の水稲新品種「サキホコレ」の育苗が進んでいる。4月中旬から播種(はしゅ)作業が始まり、20日頃にピークを迎えた。発芽は順調で、約1か月間育苗し、5月15日頃から田植えが始まる見込みだ。
 4月23日には、同JAサキホコレ専門部会の佐々木竜孝専門部会長の育苗ハウスで播種作業を行った。あらかじめ床土を入れた30㌢×60㌢の育苗箱約600枚に種をまき、覆土をしてハウス内に1枚ずつ並べた。同JAでは、育苗期間中に霜が降りる予報がある場合は夜間の保温を行うことや、好天の日は朝から急激に気温が上がるため、高温障害による苗焼け等に注意するよう呼びかけている。
 2021年度は同部会の生産者25人が23㌶で先行作付けを行う。展示圃場(ほじょう)の設置なども行い、2022年度からの本格作付けに向けて栽培技術の確立を目指す。
 佐々木専門部会長は、「これまで培った特別栽培米の栽培技術を生かし、地域に合わせた栽培方法を模索しながら、食味と品質を追求したおいしいサキホコレを作りたい」と話した。

播種作業を行う佐々木専門部会長