2021.06.11
横手警察署は11日、特殊詐欺を未然に防いだとしてJA秋田ふるさとの職員の木曽学さんと柿﨑千鶴子さんに感謝状を贈った。同警察署は「金融機関が未然に防いでくれる事はありがたい」と感謝した。
3日に60代女性宅に午後1時半ころ市職員を名乗る男から「介護保険の還付金があります。金融機関の担当が対応する」などと電話があり、利用している金融機関と携帯電話の番号を伝えた。
その後、女性は男の指示に従い利用金融機関である秋田ふるさと本店へ訪れたが、電話の相手がいなかったため、受付の職員に相談。不審に思った木曽さんは、女性を落ち着かせるため還付金の案内は突然の電話では来ないことや書面で来ることを説明した。
金融窓口の営業時間が過ぎての来店で、柿﨑さんは金融担当者へ確認。その中で、女性の携帯電話に男の声で「キャッシュカードをもってATMへ行ってください」と指示があり、不審に思った職員らは協力しATMに行かないように女性を説得、近くの警察へ相談するよう促し未然に防いだ。
同JAでは、特殊詐欺の手口を職場内で共有するなど組合員・利用者の財産を守り、安心して利用してもらえるよう信頼され頼りにされるJAを目指していく。