2021.06.11
湯沢市立皆瀬小学校は11日、同校5年生14人の児童を対象に田植え体験を行った。ほとんどの児童は、田んぼに入るのが初めてのため、泥の感触に「キャー」、「ワー」などの歓声をあげていた。歩くことも難しかった児童達だったが、次第に手際も良くなり1時間ほどで田んぼは児童達が植えた苗でいっぱいになった。
同体験に先立ち、JAこまち東部営農センターでは1日に米ができるまでの過程と手植え方法についての授業も実施。児童からは「健康な苗の見分け方は」や「1本の苗からは、どのくらいの米ができるの」などの質問があがり職員らが丁寧に質問に答えた。
この学習は、田植えの難しさや面白さを知ってもらうために毎年実施している。児童らが泥だらけになりながら一生懸命植えた苗は、秋に収穫を予定している。
田植えを体験した児童は「自分たちが植えた苗が早く大きくなって収穫できるのが待ちきれない」と笑顔で話した。
同JAの松村亮平(30)さんは「今日の田植え体験で経験したことを夕ご飯の話題にして、たくさんお米を食べてほしい」と語った。