2021.06.17
大仙市立中仙小学校3年生の児童が17日、社会科見学でJA秋田おばこのファーマーズマーケット等複合施設「しゅしゅえっとまるしぇ」を訪れた。商品POPの制作や施設内の仕事を体験し、地場産農産物の販売の現場を学んだ。
児童は2班に分かれて、POP作りと仕事体験を交代で行った。POP作りは、同施設の藤田学店長が先生となり、来店客の目を引く描き方やキャッチコピーの入れ方などをアドバイスした。児童は段ボールをキャンバスに見立て、野菜の絵とおいしさを伝えるメッセージを描いた。同施設に出荷されている野菜や図鑑を参考にしながら、「キュウリはサクサクで漬け物に合うよ」などと、おすすめの食べ方や野菜の特徴を紹介。ペンの種類や色使いなども工夫し、十人十色のPOPが完成した。
仕事体験では、出荷された農産物の陳列やレジを体験。並べる際の見栄えを相談し合ったり、出荷会員や来店客との会話を楽しんだりしながら、出荷された農産物がどのように販売されるのかを学んだ。制作したPOPはいったん持ち帰り、保護者らに見せた後、7月から店内に飾る予定だ。 児童は「店で実際に体験できて良かった。POP作りやレジ打ちが難しかったが、客にありがとうと言ってもらえて嬉しかった」と話した。
社会科見学は、農産物の種類や販売の様子を見学し、農業について考えようと開催。同日は、同市中仙地区の園芸メガ団地でトマト栽培を行う(農)下黒土アグリも訪れ、農作業体験を行った。