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【秋田おばこ】幼穂形成期の生育状況を確認、特別栽培米の生産圃場を巡回

2021.07.14

秋田県美郷町千畑地区で特別栽培米の生産に取り組む、JA秋田おばこ千畑「米の精」減・減栽培部会は14日、部会員の圃場(ほじょう)で生育調査を行った。草丈や茎数などを確認した他、幼穂の発育を観察。出穂期前後の水管理を徹底し、食味向上を図るように呼びかけた。
部会員13人が参加し、圃場10か所を回り「あきたこまち」や「ゆめおばこ」「サキホコレ」の生育状況を確認。葉色がやや濃い箇所が見られたが、生育は平年並みで順調だった。JA担当者は、良食味生産に向けた今後の管理として、出穂までは間断かん水で生育をコントロールし、出穂後は水を切らさないように注意するよう呼びかけた。
佐々木竜孝部会長は「特別栽培米は水管理が重要なポイントになる。出来秋においしい米を収穫できるよう、今後の管理も頑張ろう」と話した。
 同部会では、食味を追求するため厳しい栽培基準を設けている。慣行栽培に比べ農薬の使用成分回数を5割、化学肥料の使用成分回数を9割削減。土作り肥料には米ぬかや大豆を原料とする有機質100%肥料「おばこロマン米の精」や、同町堆肥センターで製造する完熟堆肥「美郷の大地」を使用している。 

幼穂形成の確認を行う参加者