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【秋田】2021年度の「飼料用米多収日本一」コンテスト表彰授賞式

2022.04.21
表彰を受ける小松田さん㊥

東北農政局は4月21日、2021年度の「飼料用米多収日本一」コンテストの表彰授賞式を開催した。単位収量の部では、小松田光二さん(横手市)が農林水産大臣賞を受賞した。小松田さんは、地域の平均単収を370.9㌔超え、コンテスト史上最高値である10㌃当たり収量1㌧に迫る973㌔を記録。「皆さんの応援のおかげで受賞でき、最高だ」と喜んだ。
 小松田さんはさらなる多収を目指し、前年の「秋田63号」からより倒伏しづらい「べこあおば」に品種変更。また、疎植栽培や施肥コスト削減、農機共同利用、農地中間管理機構の活用による多収性実現のモデル性など、生産・経営・地域連携の全ての面において高く評価された。
 同コンテストは生産技術の面から先進的で模範となる飼料用米生産者を表彰し、その成果を広く紹介することで、飼料用米生産農家の技術水準の向上を図るため実施している。全国表彰として12人の受賞者を決定したほか、東北農政局長賞として2人が受賞。県内からは合わせて4個人・1団体が受賞し、東北農政局の田口将之地方参事官は「受賞は日頃の努力の結果。この成果が波及し、地域や東北地方のレベルアップにつながればと思う」と述べた。