2023.07.20
【秋田ふるさと】秋田県一のスイカ生産量を誇るJA秋田ふるさと西瓜部会は7月20日、スイカ出発式を横手市のJA雄物川集出荷所で開いた。23年度は、出荷量5000㌧、販売額10億5000万円を目指す。
市場へ向け出発する10㌧トラックを前に、今シーズンの集出荷作業の安全と目標販売額の達成などを祈念し、神事とテープカットを行った。トラックには主力の県オリジナル品種「あきた夏丸」シリーズの「あきた夏丸チッチェ」などが積まれ、ミス・フレッシュ秋田がドライバーヘ花束を贈呈し、2023年産のスイカを積んだトラックを見送った。
JA産のスイカは県内生産量の7割以上を占める。今年も消費者の多様なニーズに合わせた高品質生産を目指し7月中旬から9月上旬にかけて、県内や関東、関西など全国22市場に出荷する予定。
出発式には生産者のほか県や市、JA担当者など40人が出席。余興では地元小学生児童約68人による「スイカダンス」の披露や、糖度の高いしゃり感抜群の「あきた夏丸」スイカの試食が出席者らに振る舞われた。
7月20日から出荷が本格化。語呂が720(なつまる)となることから「あきた夏丸の日」として販売促進につなげたい考えだ。
佐藤保副部会長は「遅霜や、大雨など栽培管理には苦労したが、今年もしゃり感抜群の美味しいスイカを消費者へ届けられる」と喜んだ。
同部会は、7月27日に秋田県庁を訪れ県知事に23年産のスイカの出来を報告する予定だ。