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【あきた北】極早生種「五百川」収穫始まる

2023.08.28
中山の圃場(ほじょう)で稲刈りを行う様子

【あきた北】8月28日、JAあきた北管内で初となる稲刈りが行われた。大館市中山にある石垣農園株式会社の圃場(ほじょう)で刈り取りされたのは極早生種の「五百川」。同社では3・8㌶に作付けしており、この日は黄金色に実った穂をコンバインで50㌃刈り取った。 
 同JA管内での五百川の作付けは2012年から行われており、今年度は4戸8㌶で栽培されている。同社営農部の谷本弾部長は「田植え後は順調に生育したものの、出穂以降は35℃を超える猛暑日が続いたため高温障害が懸念されるが、成熟度の高いおいしい米ができたと思う」と話した。
 収穫後は9月10日ころから市内のスーパーなどで販売予定。あきたこまちの稲刈りは例年よりもやや早まる見通しだ。
 同品種はコシヒカリの栽培中に非常に早く成長する稲が現れ、その稲だけを選抜して品種として安定させたもの。粒はコシヒカリよりやや小さめだが、冷めてもおいしくさっぱりしているのが特徴の品種だ。