2024.06.19
秋田県花き生産者連絡協議会は6月19日、秋田県横手市を会場に県内花き生産者や市場、関係機関など約100人が参加し、第48回秋田県花き生産者大会を開きました。
会場となった横手平鹿地区のJA秋田ふるさとでは、菊・トルコギキョウ・蘭・ユリなど25品目を、施設と露地を組み合わせ36ヘクタール、88人が年間を通じて生産しています。
現地研修では、2022年6月に稼働したJA秋田ふるさと多機能型低温倉庫の花き専用予冷庫や菊生産現場を視察し、品目ごとに適した予冷・保管によって品質管理された出荷体制や、大規模で需要期安定出荷を実現している露地菊圃場の生育状況を確認しました。
視察後は情勢報告が行われ、コロナ禍を経た生活様式の変化による花き消費の現状や、お盆の菊類やリンドウの需要、猛暑など異常気象対策を基軸とした栽培管理による需要期の出荷数量確保が市場担当者から産地へ要望されました。
同協議会の羽川衛征会長は、「資材や燃油価格の高騰、異常気象など、いくつもの困難に直面しているが、この先も会員相互の交流と技術研鑽に努め、花づくりに邁進していこう」と呼びかけ、情報交換会や技術交流などをしながら、需要期に質の高い花きを出荷すること、生産者や市場など関係者間の連携を密にした強固な産地づくりを進めることを確認しました。