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【秋田たかのす】農作願い 小正月の伝統行事「雪中田植え」

2025.01.15
雪田に稲わらの束を植えていく亀山さん(1月15日、北秋田市)

 JA秋田たかのす青年部(櫻井豊部長)は1月15日、稲わらを雪に植えてコメの豊作を祈る小正月の伝統行事「雪中田植え」を北秋田市の道の駅たかのす大太鼓の館前で行いました。JAや市の関係者、地元住民などおよそ80人が雪中田植えの様子を見守り、秋の豊作を祈願しました。
 会場となった大太鼓の館前の駐車場には今年の恵方の方角、西南西に向けて六尺四方の大きさに雪を盛って田んぼが作られ、青年部盟友の亀山春樹さん(27)が菅笠(すげがさ)と蓑(みの)を身にまとい、苗に見立てた16束の稲わらを丁寧に植えました。田植えを終えた亀山さんは「昨年は異常気象による被害を受けたところもあった。今年は災害もなく豊作になるよう祈っています」と話しました。
 この日植えた稲わらは、2月1日に行われる「雪中稲刈り」で刈り取られ、稲わらの曲がり具合や実の入り具合などから、その年の作柄が占われます。